ハナコの岡部さんは、今やテレビで引っ張りだこの人気芸人です。
実は、早稲田大学を卒業した高学歴の持ち主でもあります。そんな岡部さんが、なぜ教員免許を取らずに、お笑いの道を選んだのでしょうか?
この記事では、岡部さんがお笑い芸人を目指したきっかけや、芸人としての歩みをご紹介します。
ぜひ、最後までお付き合いくださいね!
高学歴芸人ハナコ岡部の意外な一面とは?
お笑い芸人・ハナコの岡部さんは、バラエティ番組だけでなく俳優としても活躍するなど、幅広い分野で才能を発揮しています。実は、早稲田大学スポーツ科学部出身という高学歴の持ち主でもあるんです。
この学部は教員免許も取得できるカリキュラムがあるため、「岡部さんも教員免許を持っているのでは?」と思う人も多いようです。しかし、本人はお笑いの道に進むと決めていたため、教員免許の取得はしなかったそうです。
周囲にはスポーツ推薦で入学してきた名のある選手が多く、肩身が狭い思いをしたとのこと。友達もなかなかできず、テスト前にプリントを見せてもらえなかったというエピソードもあるそうです。想像しただけで大変そうですよね。
それでも岡部さんは、ぶれることなく、お笑い芸人になるという夢に一直線だったんだなと知って、ますます応援したくなりました。
ハナコ岡部は教員免許を持ってる?
ハナコ岡部さんは、教員免許を持っていません。ですが、出身の早稲田大学スポーツ科学部は、保健体育の教員免許が取得できる学部として知られています。
そのため、「岡部さんも教員免許を持っているのでは?」とたびたび噂されることがあるようです。その背景には、早稲田大学という高学歴で真面目なイメージがあることや、同じくお笑い芸人で教員免許を持つ、かまいたちの山内健司さんやあばれる君の存在も影響しているのかもしれません。
でも、岡部さんはお笑いの道を選び、そのためにあえて教員免許は取らなかったとのことで、その強い決意と覚悟を知ると、本気で夢を追いかける姿ってやっぱりかっこいいなと感じました。
ハナコ岡部は、なぜ教員免許を取得しなかったのか?その理由を深堀りします!
ハナコ岡部さんは、大学卒業後は芸人になることを決めていたため、教員免許は取得しませんでしたが、早稲田大学在学中には、お笑いサークル「お笑い工房LUDO」に所属し、積極的に活動していたそうです。
さらに、大学3年生のときには、お笑いタレント養成所「ワタナベコメディスクール(WCS)」にも通い始めました。なんと、大学生向けのお笑いイベント「笑学祭」で優勝したことがきっかけで、WCSに特待生として無料で入学できたそうです。当時は学生でお金もなかったため、そのチャンスを逃さず入所を決めたといいます。
ただ、芸人になることへの葛藤もあったようで、「お笑いを始めたことに後ろめたさを感じたこともあった」と語っていました。芸人になりたい気持ちと、高学歴ゆえの迷いとの間で、揺れ動いていた時期もあったのでしょう。
そんな岡部さんが迷いながらも一歩を踏み出し、夢を追いかけていった姿に、私はとても心を打たれました。自分の進みたい道を信じる勇気、本当にすごいなと思います。
岡部の早稲田大学合格までの道のり!高偏差値の秋田高校時代とは?
ハナコ岡部さんは、秋田県立秋田高校出身です。この高校は1873年に開校し、秋田県内でも最難関の進学校として知られています。岡部さんは高校時代、ずっと学年委員長を務めていて、部活動ではバスケットボール部に所属。高校3年生のときにはキャプテンも務めていました。
当時は怪我が多く、トレーナーや整復師に助けられることが多かったことから、選手を支える側に興味を持ち、筑波大学の体育専門学群を志望したそうです。
しかし、当時の成績は学年320人中300番台。周囲からも「岡部が受かるわけがない」と言われていたとか。1年生の頃に出遅れしまい、授業にも全くついていけなかったそうですが、部活を引退した8月から猛勉強を開始。放課後は夜8時まで図書室で勉強し、帰宅後も夜中の12時まで学習を続けました。参考書はボロボロになるほど使い込んだそうで、特に英単語の参考書は「一度捨てられたのかと思うほどボロボロだった」と語っています。
模試の点数を友達に話すことで、自分の成長を実感しながらどんどん勉強にのめり込んでいったそうです。ところが、筑波大学の入試では持久走とバスケットボールの実技試験があり、持久走でペース配分を誤って失敗。1周目は1位だったものの、2周目でバテてしまい、「これ落ちたな」と思った通り不合格に。受験期は運動もせず8キロも太ってしまっていたそうで、「体力の維持くらいはしておけばよかった」と振り返っています。
最終的には併願していた早稲田大学スポーツ科学部に現役で合格し、進学しました。
成績が下位だった時期から、ここまで伸ばしたなんて、本当にすごい努力だったんだなと驚きました。
岡部の大学時代のお笑い活動は?お笑い工房LUDOでの出会いとは?
岡部さんは、早稲田大学でもバスケ部に入りますが、周りはスポーツ推薦で入学した選手ばかりで、身長も高く、足も速い人たちが揃っていたそうです。
入学後すぐに受けたスポーツトレーナーに関する授業では、「これが現場です」と、大けがをした選手のハイライト映像を見せられ、そのリアルさに衝撃を受け、「これは生半可な気持ちでできる仕事じゃない」厳しいかもと思ったそうです。
その後、自身もバスケ部でけがをしてしまい、半年はプレーできないと言われたことで、「せっかく東京に出てきて、いろんなことができる環境なんだから」と考え、バスケ部を辞めるという大きな決断をしました。
そんな中、高校時代に「エガラモガラ」というお笑いコンビを組んでいた友人・中山さんが、一浪して早稲田大学に入学。「お前、もうバスケやってないなら、また一緒にやろうよ」と誘われ、お笑いコンビを再結成。早稲田大学のお笑いサークル「お笑い工房LUDO」に所属しました。
LUDOの1期上の幹事長は、のちにブレイクするお笑い芸人・ひょっこりはんで、後輩には「にゃんこスター」のアンゴラ村長もいたそうです。ひょっこりはんとは最寄り駅が一緒で、週に5日ほど一緒に過ごすこともあり、家で鍋をしたり、ゲームをしてそのまま寝て大学へ行ったりと、濃密な学生生活を送っていたとのことです。
お笑いの道に進みたいと思った岡部さんは、養成所に入ろうと考えますが、すぐにお金を貯めるのは難しいと感じたそうです。調べた結果、ワタナベコメディスクールが主催する大学生向けのお笑い大会で優勝すれば特待生として無料で通えると知り、2回目の挑戦で見事に優勝。大学3年生で特待生として入学を果たしました。
養成所で1年学び、本格的にお笑いの道を志すことを決めた岡部さんは、大学4年生のときに父親に「大学を辞めます」と伝えます。しかし父親からは「卒業さえすれば、そこからはお前が選ぶ人生だから」と反対され、結果的に2年留年しながらも大学を卒業しました。
こうして過ごした大学時代や養成所での経験が、今の芸人・岡部さんの原点になっているんですね。
プロ芸人としての岡部のキャリアは?ハナコ結成からブレイクまで
ハナコ岡部さんは、秋山さん・菊田さんとお笑い養成所・ワタナベコメディスクールの同期でした。もともと秋山さんと菊田さんは「ウエストミンスター」というコンビを組んでいましたが、そこに当時コンビを解散して1人で活動していた岡部さんが加入し、岡部さんが24歳の2014年に「ハナコ」が結成されました。
下積み時代、岡部さんは築地市場の大和寿司や細谷商店でアルバイトをしており、大和寿司ではホールスタッフとして接客を担当していたそうです。店主によると、働きぶりはとても真面目だったとのこと。
そして2018年、ハナコは『キングオブコント』で見事優勝し、一気にブレイクします。以降は多くのバラエティ番組に出演するほか、YouTubeチャンネル「ハナチャン」も開設しています。
さらに岡部さんは俳優としても活動の幅を広げており、2020年にはNHK連続テレビ小説『エール』で俳優デビュー。2022年にはテレビ東京のドラマ『しろめし修行僧』で主演を務め、2024年にはNHK大河ドラマ『どうする家康』で平岩親吉役を演じ、話題を集めました。
お笑い芸人としての実力に加え、俳優としての演技力まで高く評価されているのは、どんなことにも真面目に向き合う姿勢があるからこそなんだなと感じました。
ハナコ岡部、教員免許なくても努力で掴んだ現在の活躍!
ハナコの岡部さんは、教員免許こそ持っていませんが、早稲田大学出身という高学歴の持ち主です。それでも芸人になるという夢に向かって、努力を重ねて道を切り開いてきました。
知的で真面目な雰囲気に加え、何事にも一生懸命に取り組む姿がとても印象的です。コントで培った豊かな表現力を活かして、俳優としても高く評価されており、さまざまな場面でその演技力を発揮しています。さらに、どこか“ゆるキャラ”のような親しみやすさやかわいらしさも、岡部さんの魅力のひとつです。
私生活では、同じ早稲田大学出身で2歳年下の、某有名企業に勤めるOLの方と2021年3月22日に結婚。交際期間は8年に及び、婚姻届の保証人は同期のお笑い芸人・ひょっこりはんが務めたそうです。同年10月には第一子となる男の子が誕生しました。
芸人や俳優として幅広く活躍されている岡部さん。その活躍の裏には、どんなことにも真摯に向き合い、努力を惜しまない姿勢があるのだと改めて感じました。常に前向きに挑戦し続ける姿は、本当に素敵で心を打たれます。また、8年間の交際を実らせてご結婚されたというエピソードからも、誠実で一途な人柄が伝わってきて温かい気持ちになりました。これからのさらなるご活躍がますます楽しみですね。
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